なんだか最近疲れる。会社に行きたくない。役職や公務員など自分の働き方に重荷を感じる。普段働いていても感じざるを得ないストレスはたくさんありますよね。
自分が鬱かもしれない、もしくはうつの一歩手前にいるかもしれません。私自身、公務員時代に激務部署で勤務しているさなか心の不調に陥り「鬱の診断」を受けました。
その経験をまとめてみましたので、当てはまることが多いようであれば、心療内科への受診体や心を休めることに集中して健康を保って欲しいと思います。
15の症状
①ありがとうが言えなくなる
②片付けができなくなる
③極端に食欲がない
④明るい曲が聴きたくない
⑤楽しいことに罪悪感を感じる
⑥服選びが出来なくなる
⑦化粧など美容が負担としか思えなくなる
⑧些細なことで怒る、号泣してしまう
⑨自分以外は全員敵、悪口を言われていると思う
⑩景色に色が無く、モノトーンに感じる
⑪文章を考えるも一文字も頭に浮かばない
⑫夜中に目が覚める
⑬辛い夢を見て、汗をかいて起きる
⑭朝起きても体が起き上がらない
⑮死に場所を無意識に探している(水に興奮する)
ブログ主が鬱で体調を崩した時の経験から、①から⑬まで数字が大きくなるについて絶不調・深刻度が高まった状態で症状を分類しています。
克服した人は過去の自分の症状を冷静に分析できると思いますが、もし体調が今悪い場合は、自分がどんな症状になるかメモで書き出してみると良いかもしれません。
これから症状と向き合ううえで自分がどのレベルで体調が悪いのか・良くなったかを知る基準になるはずです。
①ありがとうより、すみませんの多用
心の健康は自分が使う言葉にも現れるように思います。
ありがとうと一言で済むことを感謝の言葉ではなく、「すみません」という謝罪でしか気持ちを伝えることができなくなります。
心が疲れているとこんな自分に協力してくれてありがたいし、申し訳ないという気持ちになります。
そして次第に感謝より圧倒的に申し訳ないという気持ちが勝り、感謝を含めた表現が「すみません」に集約され、すみませんしか言えなくなってしまします。
②片付けができなくなる
忙しくなると机や部屋が散らかるものです。ですが、鬱の状態、もしくはそれに近い心理状態になると、片付けが全く手につかなくなります。
物や書類を片付けられない状況が長く続くと、視覚的に片付けなければならないという自分自身へのストレスになります。
今まで片付けができていたのに、「できない状態」になることは心が疲れている証拠だと思います。
③極端に食欲がない
料理の味を感じなくなり、小食くなります。
見た目で美味しいとわかっていて、舌で感じる味も美味しいはずなのに、美味しさをあまり感じない状態になります。
ご飯が美味しくないと感じるようになったら相当な疲れが自分自身に溜まっていることを認識した方が良いと思います。
私が絶不調の時、ゼリー飲料1日1個で十分お腹が満たされていた記憶があります。
食欲が無いことは体調がより悪くなる原因の1つになります。食べられる量で滋養のあるものを少しでも良いので、食べて欲しいと思います。
④明るい曲が聴きたくない
運転や移動中に気分転換のために聞く音楽、良く再生するトップ25などの曲目はどんな曲が多いか、意識的に眺めてみてください。
私が体調が悪いときに使っていた古いipodのプレイリストを見ると、静かな曲やネガティブな気持ちを歌った曲の再生回数が多くなっています。
元気がないときは明るい曲を好まず、無意識に静かな曲やネガティブな歌詞の曲に自分を重ね心地よくなる傾向があると思います。
現在は、前向きな曲やオーケストラなど癒しのあるものを好んで聴いているので、自分自身の心理状態と曲の耳障りの良さが同調するように思います。
⑤楽しいことに罪悪感を感じる
今まで取り組んでいた仕事や趣味、好きなテレビ番組、楽しんでいたものが楽しめなくなった時は疲れている証拠です。
また、自分はどうしてこんなにつらい気持ちなのに、周囲の人はあんなに気楽にしていられるのか…自分と周りを比較してしまいがちです。
親しい友人や同僚から遊びに出かけた話を聞くたびに、腹立たしい気持ちや相手を責める気持ちを持つかもしれません。
それは疲れからくる心理的な辛さの1つの現れだと思います。
⑥服選びが出来なくなる
自分の好みの服を探しに行ったり、組み合わせたり、本来ファッションは楽しいもののはずです。
しかし、心が疲れていると朝起きて、出勤の準備で服を選ぶことが苦痛になることがあります。
もう少し表現を変えると「どれを選んでいいか分からなくなる」感じです。
いつもなら数分で終わることが、終わらない。
服がたくさんあるのに、どれを選んでいいか全く進まない。
毎日やることが出来ないことは何かしらの身体や心のサインで、見えない疲れを抱えている可能性があります。
⑦化粧など美容が負担としか思えなくなる
仕事や人に会うため、外に出るための化粧はもとより、スキンケアの基礎化粧すら手に取ることが億劫になります。
何度も記載をしてしまいますが、いつもできていいたことが出来ないは、異常なことです。
何か異変が起こっていることの表れと思ってよいと思います。
→続けられなくても、気が向いたらやる。ブログ主うつが良くなったきっかけの美容の話
⑧些細なことで怒る、号泣する
今まで流すことができていた事がとたんに腹立たしいように感じ、相手に対して怒ってしまうことがあります。
私は決裁文書を上司に持って行った際に、簡単な修正を指摘されました。ですが私にとっては耐え難いことのように感じ号泣して大激怒、決裁文書を部長の机に叩きつけたことがあります。
パブリックな場で自分の感情を全くコントロールすることがきず不安定な精神状態になります。
⑨自分以外は全員敵、悪口を言われていると思う
周囲の目が気になりどんなに自分が頑張ったとしても自分以外敵に見えてしまう状況になります。
オフィスの奥に見える同僚が話をしている姿を見れば、全て私の悪口を言っているように感じます。
実際はそんなことはないはずなのに、人からどう見られているか、その視線が気になり疲れてしまいます。
自意識過剰といえばそれまでですが、今まで気にならなかった周囲の視線や自分自身への評価が気になりすぎてしい身動きが取れない状況になります。
職場だけでなく家族に対しても同じように、良好な家族関係が心の体調を崩してから両親や兄弟でさえ私自身を否定しているのではないかと、家族を嫌う自分がありました。
元気になった今思うと心は疲れていて、それは家族も分かっていて私を見守っていたのだと思います。
⑩景色に色が無く、モノトーンに感じる
目の前に見る景色が全く綺麗に感じなくなります。
観光地に行き、綺麗な景色と認識するものの、感動もなく色の認識が少なくモノトーンの感覚になります。綺麗なものを見て感動するという心の機能が止まってしまうような感覚です。
⑪文章を考えても一文字も頭に浮かばない
パソコンを開きワードで文字を入力しようとするも、簡単な挨拶でさえ全く頭に浮かびません。
嘘のように思うかもしれませんが、普通の感覚なら数秒で考えられることも1時間経っても2時間経っても頭は白紙の状態、文章を書くことができません。本当にフリーズ状態になります。
今まで書くことができていた文章が、考えても考えても書けなくなることは異常なことです。
そして、書けない自分は仕事ができない。仕事ができない自分が職場に居ていいはずがない。自責の念がさらに自分を追い詰めるので、文章が浮かばないときは考えるのをやめて身体を休めて欲しいと思います。
⑫夜中に目が覚める
夜中と言っても時間は夜25時・26時、明け方の4時・ 5時と本来眠らなければいけない時間に目が冴えることがあります。
眠らなければ体力を回復することはできません。脳が常に活動状態にあり体は眠ろうとするも脳が眠れないため疲れが蓄積され続ける感覚になります。
眠れないという感覚がある人は、自分自身が安眠できるよう眠る環境を整えることをお勧めします。
体力のある人は、夜中目が覚めて眠れなかったとしても仕事を続けることができてしまいます。
私は20代の頃は体力に自信があったので、それを過信して、いつのまにか鬱状態になってしまいました。20代であっても無理は禁物です。
⑬辛い夢を見て、汗をかいて起きる
夢から覚めると汗をかいて、息が切れぎれ
私は夢を高確率で覚えていることが多いです。
占いを信じるかは別として、夢を見てその映像が記憶に残っているようであれば夢占いをネットで検索してみると、自分自身の心理状況を把握できるかもしれません。
私が心理的に辛いと感じていた時は、津波の夢や水の中に何度も潜るような夢をたくさん見ていました。
あと鮮明に覚えている夢は、川を渡って祖母に会いに行ったことです。
霧靄のかかった川の向こうに亡くなった祖母がいることだけは分かっていて、歩く足が異常に重たく、背中から引き戻されるような感覚に抗うように進み、祖母の姿を見つけ大声で「ばあちゃん」と呼びました。
すると祖母は振り返り、私の姿を見て驚いた顔をして「こっちにくるんじゃない」と、大激怒されて目を覚ましたことがあります。
夢に見るものはストレス度合の現れとして、また夢を見ることが怖くなるかもしれませんが体を休めることをお勧めします。
⑭朝起きても体が起き上がらない
携帯の目覚ましのアラームが鳴っても、体が全く動かず布団に自分の体が沈み込んでいくような感覚になることがあります。
言葉にすると布団に沈むという表現はおかしく感じますが、本当に体が動きません。
私は就業時間を過ぎても布団から立ち上がることができないことがありました。事前に課長に伝え、体調が悪いときはほぼ無連絡で遅れて出勤、もしくは欠勤すると伝えていたので、特に咎められることはありませんでした。
就業に間に合わないことは社会人として失格のように思うかもしれませんが、自分自身の状況を職場に伝え、無理をせず自分のできる範囲で業務を進めたり休む方法が必ずあると思います。
朝が異常に辛くなったら心療内科を受診するなど、薬の助けを得ても良いと思います。
⑮死に場所を無意識に探す
景色が綺麗な場所に行っても、感動はしないのに水のある景色の場所に無意識に足を運ぶことがありました。
湖や滝、川などの景色が好きでストレスを癒すために足を運んでいたのではなく、無意識に死に場所を探し求めていたのだと、振り返って思うことがあります。
普段の生活で死ぬことは悲しいこと、非日常はずが、鬱になると不思議と自分が死ぬことを身近に感じるのかもしれません。
自分は死んだほうがいい、いない方がいい、常に死を思うことは心のバランスを崩している証拠だと思います。
まとめ
労わることや心療内科など病院を受診することも罪悪感に感じるかもしれません。
辛い自分の今を大切にすることが、心が元気になった時、労わる習慣が自分の助けになります。
労わることを勇気をもって取り組んでみて下さい。八方塞がりな今に打開の道が必ず開けてくるはずです。
私自身、自分を大切にするとを鬱を経験して学びました。
結果として自己肯定感が増して毎日笑顔で過ごすことができ、日々の生活が幸せに感じるようになりました。
この記事を読んで、いくつも近しい状況にあると思った場合には、自分自身を労わることを強くお勧めします。
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